海外でBENTOが流行中? お土産には弁当箱がおすすめ
最近、日本文化のひとつでもある「弁当」が、フランスなどを中心にした諸外国でも注目されています。
ローマ字で「BENTO」という表記で意味が通じることもあり、中には実際に弁当を売っているお店があるくらいです。これほど注目されているなら、弁当箱を外国のお友達へのお土産にするのもいいかもしれませんよ。
弁当の由来とは?
外国へお土産として持っていく場合、渡すときにさらっと弁当の由来を説明できたらカッコいいですよね。また、渡す相手が弁当文化を知らない人であっても弁当の用途を理解しやすくなりますし、お土産に持っていくなら弁当について解説できて損はないでしょう。
「弁当」という言葉は、もともとは宋時代の中国で用いられていた「好都合」「便利」などという意味の「便當」という言葉が語源であるとされています。この言葉が日本に輸入され、「弁えて(そなえて)用に当てる」ことから「弁当」という言葉が用いられるようになりました。つまり、用意しておいて後で食べられるように食料を入れる「弁当」のための箱が、「弁当箱」ということになるわけですね。
外出先に食事を持っていくという習慣は5世紀ごろには既におこなわれていたとされ、日本書紀にも携帯用の袋に食料を入れていると記されています。「弁当」という言葉をはじめて使った人物として知られているのは、織田信長です。自分の城で家来たちに食事を与える際に、「一人ひとりに与える簡単な食事」をさして、上述の経緯で日本語になっていた「弁当」という言葉を用いたとされています。
普段何気なく使っている言葉の発祥に有名な歴史上の人物がかかわっているかもしれないと思うと、なかなか面白いですよね。
弁当箱を選ぶときのポイント
弁当箱とひとことで言っても、サイズや形状など多くの種類があります。たくさん食べる人に小さなものをあげても物足りないですよね。
デザインもいろいろあって、無地のシンプルなものから、キャラクターがデザインされたものまで、幅広いです。渡す相手の趣味を知ったうえで選ぶようにしましょう。いくら有名な日本のアニメだからと言って、かわいい女の子のキャラクターがデザインされた弁当箱では、人によっては使いづらいものです。相手の趣味に合わないとお土産に持っていっても使う機会がないということになってしまうでしょうから、きちんと考慮してあげてください。
素材もさまざまです。使われる素材によって長所や短所が違います。食べる場所や食べるものでも選ぶべき弁当箱の素材が変わってきますので、渡す相手の生活スタイルや行動範囲などを把握しておくこともポイントになります。
弁当も日本文化のひとつ。お土産に持っていくと喜ばれることも多いと思いますので、ここで紹介したことを参考にして、ぜひプレゼントしてください。
2017年4月17日