入浴剤の効果にはどんなものがあるの?

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入浴剤の効果にはどんなものがあるの?

1日の疲れを癒してくれるお風呂。温かいお湯に肩までつかって「ふぅ」と一息。至福のひとときですよね。
そんなお風呂をより癒し効果の高いものにしてくれるのが入浴剤。お風呂の持つ効果や効能を高めてくれたり、色や香りが楽しめたり、入浴剤はお風呂の時間をよりハッピーな時間にしてくれます。
ここでは日本人にとってなくてはならないお風呂に入れる入浴剤の効果などについてご紹介します。

入浴剤は明治時代に作られた!

全国各地で温泉が湧きでる温泉大国日本では、古くから「お湯につかる」という習慣が根付いていました。
温泉には病気などに効果があるとされていて、病気やケガの治療を目的とした「湯治」が盛んに行われていたのですが、その温泉の効果を普通のお風呂でも再現できないかと作られたのが入浴剤です。
入浴剤が誕生したのは明治時代と言われており、その当時の入浴剤は生薬が入った布袋タイプのものであったと言われています。布袋をお湯に入れて煮出し、銭湯や公衆浴場などで利用されていましたが、風呂付の住宅が一般化することで、各家庭で気軽に楽しめるものへと変わっていきました。時代の流れとともに天然温泉に含まれている成分を配合した入浴剤や、色や香りがついているものも登場し始め、現代ではより効果の高くなった入浴剤が販売されています。

入浴剤の種類

入浴剤にはさまざまな種類があり、種類によってその効果も変わってきます。
以下に主な入浴剤の種類をまとめておきます。

【入浴剤の種類】
・無機塩類系
・炭酸ガス系
・生薬系
・酵素系
・清涼系
・スキンケア系

入浴剤の種類ごとの効果

では、種類ごとに入浴剤の持つ効果を見ていきましょう。

・無機塩類系
温泉由来の成分を利用して作られているのが無機塩類系の入浴剤。硫酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウムなどが多く含まれ、高い保湿効果を持っているとされます。

・炭酸ガス系
無機塩類系の一種で、お湯に入れると炭酸ガスを発生させるものが炭酸ガス系の入浴剤です。お湯に入れると泡を発生させるのが特徴で、成分として含まれている炭酸塩が血行促進効果を持っているとされています。

・生薬系
いろいろな植物から得た漢方成分を含んだタイプの入浴剤が生薬系です。利用する生薬によって細かい効果は異なりますが、血行促進効果と、香りによるリラックス効果が期待できるという点は、すべての生薬系で共通しています。

・酵素系
タンパク質分解酵素などの酵素を含んだのが酵素系の入浴剤。タンパク質分解酵素が毛穴の奥や皮膚表面の汚れを落としやすくしてくれて、清浄効果の高いタイプの入浴剤であるとされています。

・清涼系
ペパーミントオイル、ハッカオイルなどを含み、入浴後にひんやりとした感覚を与えてくれる入浴剤が清涼系です。夏場などの暑い時期の入浴後を快適にしてくれる効果があるとされています。

・スキンケア系
保湿効果を持つ成分が多く含まれているのがスキンケア系の入浴剤です。入浴することで保湿成分が皮膚にしみこみ、肌のうるおい効果が期待できるとされています。空気の乾燥した冬場に用いる方が多い傾向です。

入浴剤の効果にはどんなものがあるの?

現在たくさんの種類の入浴剤が販売されています。商品によって効果はさまざま、気分によって使い分けるといいでしょう。
日本独特の文化のひとつであるお風呂。外国に住んでいるお友達などに、おみやげとして入浴剤をプレゼントされてみてはいかがでしょうか。きっと喜んでもらえると思いますよ。

入浴剤の効果にはどんなものがあるの?