ポーランド編
世界のお土産マナー集―ポーランド編
世界のお土産マナー集―ポーランド編― |
ポーランドで有名なものは? Dzien dobry(ヂェイン ドブリィ、こんにちは) ポーランドで有名なものといえば、ショパン、コペルニクス、キュリー夫人、アンジェイ・ワイダ、琥珀などがざっくりと挙げられますが、「ある国を知るには、その国のお酒を飲む」ことにしている私は、ズブロッカも仲間に入れたい。 薬草が瓶の中に入ったズブロッカは、その独特の香りが体に良さそうで、ついグラスを重ねてしまいます(⌒-⌒) ポーランド語にチャレンジしてみよう! ポーランドはロシア、ドイツ、オーストリアと強国に挟まれ、激動の歴史を繰り返してきました。100年以上にわたり分割支配を受け、国が滅亡したこともあります。 その厳しい状況の中で、彼らはどんなに弾圧を受けてもポーランド語を守り続けてきました。これが民族を1つにし、誇り高いしたたかなポーランド人気質を生み出したと言われています。 従って、ポーランド人はポーランド語をとても誇りに思っています。難解なポーランド語ではありますが、ポーランドに行ったら、一言でも二言でもぜひポーランド語にチャレンジしてみてください。 自国の言葉を話そうとしている貴方に非常に好感を持ってもらえると思います。 ポーランドには親日派が多い? あるポーランド人の話では、日本の歌はポーランドでも歌われているそうです。「荒城の月」は自国の歌だと思っていたけれど、来日して始めて日本の歌だと知ったとか。 ポーランドが長い分割時代に終わりを告げ、独立した1919年、多くのポーランド人は厳しい生活を余儀なくされていました。 特にシベリアに流された政治犯の子弟は飢餓の極みにあり、ポーランド政府は欧米に救いの手を求めましたが、拒否され、最後の手段として日本に申込み、援助が決定されました。 その2週間後にはポーランドの孤児が日本に到着し、8回にわたり、計765名の孤児が日本に来て手厚い保護を受けたそうです。 ポーランドの人々はこれに感謝し、70余年後の阪神大震災の際には、被災児60名がポーランドに招かれ温かく歓迎されました。 また、先の東日本大震災を受けて、ポーランドは東北の中高生30名を受け入れています。 長いスパンでの交流の歴史に驚きと畏敬の念を覚えます。 ポーランドへのお土産は? 日本の伝統的な物と、ロシアと同じように花を持っていくと喜ばれます。 本数は奇数で、偶数は弔事のときなので、要注意。 何はともあれ握手、握手の後はハグが待っています。 美しい中世の街・クラコフ ワルシャワに遷都するまで、ポーランド王国の首都として栄えたクラコフは、14世紀~16世紀にかけて、ウィーンと双璧をなす中央ヨーロッパの文化の中心都市でした。 「ワルシャワが東京とすれば、クラコフは京都」と称される美しい古都で、第2次世界大戦の戦火を逃れ、今も中世の街並みがそのまま残されています。ポーランドに行ったら、ぜひ足を伸ばしてみたいスポットです。 クラコフには、映画監督、アンジェイ・ワイダ氏が作った「日本美術・技術センター(通称:マンガ・センター)」もあります。 マンガ・センターのマンガはワイダ氏が少年時代に感銘を受けた北斎漫画に由来し、浮世絵などの日本美術や技術を展示しています。 これは、ポーランドの人々が日本語や日本文化に関して高い関心を示していることの現れかもしれませんね。 また、世界の負の遺産・アウシュビッツ(ポーランド語でオシフィエンチム)はクラコフからバスで2時間ほど。 バスターミナルでアウシュビッツ行きのバスを探していたときのこと、アウシュビッツというドイツ語は通じませんでした。 擦り切れた袖口のセーターを着た颯爽とした青年が助け舟を出してくれて、「ここではドイツ語は使わないよ。ポーランド語ではオシフィエンチムだよ。そこのバスに乗れば行けるよ」と教えてくれました。 ポーランド人の心意気と意地を垣間見た思いがしました。 |
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