日本にそっくりな国?「キルギス共和国」とは
中央アジアのスイスとも呼ばれるキルギス共和国の人々は、顔つきが非常に日本人に似ていると言われています。
キルギス共和国について、日本との共通点や異なる文化など合わせて紹介します。
キルギス共和国とは
通称キルギスと呼ばれ、中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家です。
カザフスタン、中華人民共和国、タジキスタン、ウズベキスタンと国境が接する場所に位置しています。
キルギス人とは、キルギス共和国を中心として中央アジアに分布しているテュルク系民族です。
中国55少数民族のひとつでもあります。
日本人と顔がそっくり
キルギス人の間では、大昔はキルギス人と日本人は兄弟だったと言われています。
肉が好きな者はキルギス人、魚が好きな者は東に渡って日本人になったと言われているほど、キルギス人と日本人は顔がそっくりだと言われています。
日本人のように黒髪で黒い目をしているため、見分けることが難しいこともあり、キルギスの人々は日本に対する関心が非常に強く、日本語教育も盛んに行われています。
また、顔だけでなく、キルギス語と日本語の言語の文法も似ています。
どちらもテュルク諸語の一種という仮説もあるほどです。
中央アジアのスイスと呼ばれる国
雄大なテンシャン山脈、神秘的なイシク・クリ湖を有する自然豊かな美しい国で、中央アジアのスイスと呼ばれています。
中央アジアで唯一ビザのいらない国で入国は簡単。
中央アジアでは一番治安の良い国とも言われています。
人々もとても穏やかで親切です。
イスラム教だが厳密ではない
キルギス人の大部分はイスラム教徒ですが、厳密なイスラム教徒はあまりいません。
ラマダンという断食の期間は守っていても、タバコを吸ったりお酒を飲んだりする人もいます。
女性もショートパンツを履いたりと服装も比較的自由なようです。
イキルギスの結婚事情
日本と異なる文化の1つに結婚事情があります。
キルギスの男性は肉食系でナンパは手段や場所を選ばないほどです。
結婚を考えている男性でめぼしい相手がいないとき、街中を回って声を掛けるなどといったことも日常的。
容姿の良い人を見つけると狙いをつけ、後日その女性を自宅に監禁し、一族総出で女性を説得しそのまま結婚してしまうという伝統もあります。
これは、キルギス共和国では誘拐結婚「アラ・カチュー」と呼ばれ、習慣はまだ残っています。
2016年7月15日