ただのうちわじゃ粋じゃない? おしゃれな扇子の選び方
日本人は古くから夏などの気温が高い日にはうちわや扇子をあおいで涼を取っていましたが、扇風機やエアコンの登場で使う頻度が低くなりつつあります。
たしかに自動で冷たい風を送ってくれる道具があれば、自分であおがなくてはならないうちわや扇子は面倒くさいものかもしれません。あおぐことで余計に暑くなるということもあるでしょう。
しかし、うちわや扇子、特に扇子にはさまざまなデザインのものがあり、中には芸術的ともいえるおしゃれなものもあります。扇子はファッションアイテムとしての役割を持っています。
ここでは、そんな、おしゃれに涼を取れる扇子の選び方についてご紹介します。
まずは重量感をチェックしよう
扇子と言っても、100円ショップで売られているものから専門店で売られている高級品までピンキリです。
ただ涼を取るだけであれば安い物でもいいかもしれませんが、おしゃれなアイテムとして取り入れたいならデザイン性はもちろん、構造などがしっかりしたものを選びましょう。
長持ちする良い扇子には重量感があります。しっかりと重さがあるほうが風量も大きくなりますし、あおぎやすいです。
紙か布か、材質をチェックしよう
日本の扇子には大きく分けて、布製のもと紙製のものとがあります。
それぞれに一長一短ありますので知っておきましょう。
・紙扇子
紙扇子は最大のメリットは風量が多いことです。あおいだときに、空気が扇部分を抜けることがないので、パワーのある風を送り出すことができます。ただ、紙であるため耐久性はあまり高くありません。
・布扇子
布扇子は、扇部分が布で作られているため、耐久性が高く高級感があります。布扇子は基本的に片面にしか布が張られていないため、裏側から見ると骨組みが丸見えです。また風量も紙扇子に比べて弱いため、実用性ではなく、ファッションの一部、またはインテリアとしての活用がおすすめです。
デザインにもこだわろう
扇子を使うのであれば、デザインにもこだわりたいところです。現在、さまざまなデザインの扇子が販売されています。自分好みのデザインを選びましょう。
扇子は涼を取るもためのものですので、涼し気なデザインのものがおすすめです。また、甚平や浴衣などと合わせることも多いことから、和風のデザインのものもいいかもしれません。
浮世絵や桜、とんぼに金魚など、日本らしさの感じられるデザインのものを持つことで、日本的なおしゃれさを出すことができますよ。
扇子は日本人が古くから使っている涼を取るための道具です。ここで紹介したことを参考に、おしゃれな扇子を選んでください。
また、日本的なものは外国の方にも喜んでもらえる傾向がありますので、外国のお友達へのお土産に扇子を選んでみてもいいかもしれませんね。
2018年8月20日