紳士淑女のイギリス人に送って喜ばれるお土産とは?
ホームステイや旅行先で、イギリスの方にお土産を渡すとしたら何が良いでしょうか?一般的にイギリス人は、こだわりがとても強いと言われています。
紳士淑女たる所以か、音楽やお茶に対して自身の信念を持っていると言われています。今回は、そうしたイギリス人に送っても喜ばれるお土産を紹介します。
■お菓子
・名所などがプリントされた洋菓子
日本人にとって観光名所で売られているお菓子というのは、記念という意味合いが強いです。
ですが、イギリスの方にとっては味を含めて喜ばれるケースが多いそうです。
お菓子にプリントされたデザインで日本のイメージを伝えることもできますし、一石二鳥のお土産と言えるのではないでしょうか。
・コンビニなどで売っているお菓子
「コアラのマーチ」「ポッキー」といったコンビニやスーパーで一般販売されているお菓子もイギリス人には喜ばれます。
イギリスでも少なからず日本のお菓子を購入できますが、あまり種類は豊富ではありません。
ただ味にこだわりを持とうとして、激辛のものや抹茶味・きなこ味というような好みが分かれそうなものは避けたほうが良いかもしれません。
また反対に、羊羹(ようかん)やお饅頭・餅といった和菓子に抵抗を覚えるイギリス人の方も少なくないようです。
和菓子の独特の食感・甘さを苦手とする方もいるのでお土産に選ばないほうが良いかもしれません。
■文房具
日本の文房具は、世界的に品質が高いことで有名です。
丈夫で不具合が少ないこともさることながら、その技術力の高さはイギリスでも知られています。
例えば「付属の消しゴムでインクを消せるボールペン」「針の要らないホッチキス」「常に尖った芯が出てくるシャーペン」といった文房具は、イギリス人に喜ばれる傾向があります。
また機能性にこだわるのではなく、デザインを重視しても良いかもしれません。
寿司やお弁当の形をした消しゴムや動物をかたどった付箋など、可愛らしい文房具にもイギリスの方の興味を惹くことでしょう。
■茶筒
紳士淑女のイギリス人に送って喜ばれるお土産とは?
イギリスは、紅茶の文化が盛んです。飲む時間帯によって紅茶の種類を変えるなどという風習からも、その文化の奥深さが見えます。
そんな紅茶好きなイギリス人に喜ばれるのが、茶葉を保管しておける茶筒です。
特に和風テイストの柄が施されたものが好まれます。
ただ注意して欲しいのが、日本茶自体を送らないということです。
イギリスは紅茶に強いこだわりを持っているため、自分が気に入ったフレーバー以外は飲まない方も多いようです。
そのため、緑茶や玄米茶といった日本のお茶の香りが気に入らない可能性も十分にあります。
今更ながらですが、イギリスにはお土産を渡すという文化はありません。
ただ、誕生日や結婚などを祝うことが多くプレゼントを渡す風習があります。
理由もなくお土産を渡すことで、相手が困惑してしまうこともあるかもしれません。
ですが、そこは文化の違いなのだと割り切ったほうが良いでしょう。
「以前にやってきた旅行者やホームステイの方は渡してくれたのに……」という思いにさせてしまうとマイナスなイメージを与えかねませんから。
2016年6月10日