店長ブログ
世界の祝日2022-イタリア
海外出張のスケジュールを立てるときに気を付けたい、世界の祝日、15番目はイタリアです。
イタリアの祝日はキリスト教色の強いものになっています。
以下、簡単に説明します。ご興味のある方は、教会暦をご参照ください。
1月6日の主顕節(エピファニア)は、キリストの誕生を祝って東方3博士がキリストに会いに来たことを記念する日です。
ベファーナ(Befana)という魔法使いのおばあさんから、子どもたちはキャンディをもらえます。
この日で、クリスマスの飾りつけは片づけられます。
4月17日の復活祭は、イエス・キリストが磔にされて3日目に復活されたことを祝う、キリスト教徒にとって最も大切なお祭りです。
クリスマスと違い、毎年、日付けが変化し、「春分の日を過ぎて最初の満月の日の次の日曜日」とされています。
2021年は4月4日でしたが、2022年は4月17日になります。
復活祭の前、1週間は「聖週間」と呼ばれ、お店はどんどん閉まっていきますので要注意です。
4月18日の復活祭月曜日は、盛大なお祭りである復活祭が終り、余韻を楽しみのんびり過ごすための祝日です。
いいですね!
4月25日の解放記念日は、第2次世界大戦で占領されていた北イタリアがドイツから解放された日を祝います。
共和国記念日は1946年の6月2日、イタリアは国民投票により王政を廃止し共和制となることを決定しました。その歴史的な日を祝福した休日です。
8月15日の聖母被昇天祭(Ferragosto/フェッラゴスト)は、イエスキリストの母である聖母マリアが天に昇り召された日を記念した祝日です。
8月はバカンスシーズンでもありますので、フェッラゴストでお店も閉まります。
11月1日の万聖節は、全ての聖人と殉教者(信仰のために命を落とすこと)を記念する日です。
聖母マリア、12使徒とすべての聖人と殉教者に祈りを捧げます。
翌日の2日は、死者の日と言われ、先祖に祈りを捧げます。
日本のお墓参りに似ているかもしれません。
12月8日は聖母受胎祭、無原罪の御宿りの日とも言われます。
神が最初に創った人間であるアダムとイブは、蛇にそそのかされ神との唯一の約束である「知恵の木」の実を食べてしまったために、キリスト教では全ての人は罪を持って生まれると考えられています。
聖母マリアだけはこの原罪を免れ、イエス・キリストを宿しました。
これを無原罪の御宿りとして祝います。
12月25日クリスマス。
11月中旬から始まるクリスマスマーケットや1か月前から始まるアドベントを終え、家族揃って静かにクリスマスを祝います。
日本の24日クリスマスイブは恋人の日という概念は日本独自のものです。
お店はほとんどお休みなります。
12月26日の聖ステファノの日は、聖人であるステファノの殉教を記念し祝います。
聖書の使徒言行録によると、ステファノは「恵みと力に満ち、すばらしい不思議な“わざ“を民衆の間で行った」と言われていましたが、それをよく思わないファリサイ派の人々の思惑により、石打の刑で亡くなってしまいます。
そのステファノを記念して、イタリアでは、クリスマスの翌日も家族や友人とゆったり過ごします。
いいですね!
こうして書いてみると、イタリアの祝日は本当にキリスト教色が強いですね。
さて、それでは、紹介していきましょう。
2022年祝日(イタリア) | |||
日付 | 曜日 | 祝日名(日本語) | 祝日名(現地語など) |
1月 1日 | 土曜 | 新年 | Primo Giorno dell’Anno |
1月 6日 | 木曜 | 主顕節 | Epifania |
4月 17日 | 日曜 | 復活節 | Pasqua |
4月18日 | 月曜 | 復活祭月曜日 | Lunedi Dopo Pasqua |
4月25日 | 月曜 | 解放記念日 | Anniversario della Liberazione |
5月 1日 | 日曜 | メーデー | Festa del Lavoro |
6月2日 | 木曜 | 共和国記念日 | Anniversario della Repubblica |
8月15日 | 月曜 | 聖母被昇天祭 | Ferragosto |
11月1日 | 火曜 | 万聖節 | Tutti Santi / Ognissanti |
12月8日 | 木曜 | 聖母受胎祭 | Immacolata Concezione |
12月25日 | 日曜 | クリスマス | Natale |
12月26日 | 月曜 | 聖ステファノの日 | San Stefano |
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- 2022.08.30
- 21:12
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