イラン編
世界のお土産マナー集―イラン編
世界のお土産マナー集―イラン編 |
サラーム(ペルシャ語:こんにちは) イランという国名は「アーリア人の国」という意味で、その歴史は古く紀元前3000年ごろ古バビロニア王国建国、アケメネス朝ペルシャ、ササーン朝ペルシャなどさっと歴史を紐解いただけでも、実に多種多様な民族が交錯した長い歴史を持ちます。 これは、東西交流の要に位置するという地理的条件によるところも大きいと思われます。それらの民族のもたらした文化が複雑に混ざり合って形成されたのが現在のイランの文化です。歴史好きなら一度は訪れてみたい国かもしれません。 犬のぬいぐるみはNG 一般的にイスラム圏では、犬に対するイメージはあまり良くありません。宗教的な理由もあって、犬は不浄なものであり、触ることさえ嫌がられてます。豚も然り。だからイランでは、犬のぬいぐるみをお土産にしないでください。ましてやペットとして飼うことはありえないので、本物の犬は絶対ダメ。 ちなみに、ヨーロッパでも犬は堕落した動物であり、特に夜ほえる犬は不吉だと思われています。欧米、特にイギリスでは、犬が吼えるのは躾ができていない証拠、飼い主の責任であると非難されます。 女性は肌の露出を避ける 厳格なイスラム教国であるイランでは、日常生活の中にもその教えは深く浸透しています。特に女性は髪や肌の露出を避け、体の線を隠すチャードルと呼ばれる黒い布で体をスッポリ覆っています。 男性はノーネクタイで 女性に限らず、男性もむやみに肌を露出するのはマナー違反で、特に短パン姿は絶対にダメ。Tシャツなど襟がない半袖シャツもNG。夏でも長袖のYシャツを着用すること。 また、イランではネクタイを着用すると反イスラム的と見なされているため、どんなフォーマルな場所でも、ノーネクタイで通したほうがよいようです。 持ち込み禁止品 上記の理由からポルノ類の持ち込みは禁止されています。女性の肌が露出している写真や、髪を覆っていない写真でもポルノとみなされかねません。また、CD,ビデオテープなどを持ち込むこともNG。麻薬は無論のこと、酒の持ち込みも重罪になるので、要注意。 むやみに写真を撮るのはNG 軍関係の施設や国境はもちろん、空港や駅、国境やビザオフィスをはじめとする警察関連の施設の写真の撮影はできません。カメラを回していると非常に深刻な事態となりかねません。 "郷に入っては郷に従え”と言われるように、その国の文化を尊重することが相互理解の第一歩かもしれませんね。 |
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