皇室の引き出物にも使われる「ボンボニエール」って知ってる?

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福島の伝統工芸 会津塗の特徴や魅力をわかりやすくご紹介!

ボンボニエールは、皇室の慶事には欠かせない引き出物で、金平糖などを入れて贈る砂糖菓子入れとして知られています。
その装飾は美しく、卓越した日本の工芸意匠を一目で感じ取ることができる逸品です。
砂糖菓子だけではなく、アクセサリー入れなどとしても活用できるので、外国の方への手土産や贈り物に適しています。
日本らしいデザインのものを選べば、きっと喜んでいただけると思います。

ボンボニエールとは?

ボンボニエールとは砂糖菓子を入れる菓子器のことです。
フランス語で砂糖菓子のことをボンボン(bonbon)といいますが、そのボンボンを入れる器のことをボンボニエール(bonbonnière)と呼びます。
皇室のお祝い事には欠かせない引き出物として知られ、今上天皇の即位の際や、最近では高円宮家の三女絢子さんの結婚披露宴にあたる「晩さん会」でも引き出物として出席者に贈られたことがニュースになりました。

中身の砂糖菓子は金平糖が多いといわれています。金平糖は作るのに非常に手間ひまがかかるお菓子で、腕のいい職人でも1日に1mmしか大きくできないといわれています。
かつては非常に貴重だった砂糖を用いて、そのように丹精込めて作り上げられたお菓子をボンボニエールという菓子器に入れて贈ることは、この上ない心遣いの表れといえるでしょう。

ボンボニエールは工芸意匠の粋

本体は銀製が多いものの、陶磁器製や木製漆塗りのものもみられます。
銀製のものは工芸意匠を凝らしたものが多く、日本の伝統的な兜や駕籠、船、飛行機などのデザインがあり、外国人からの人気が高かったというのもうなずけます。

明治政府が推進した欧化政策のひとつとして、皇室でも外国人を招いて饗宴が開かれ、そこで引き出物として配られたというのが由来です。
また、江戸時代の刀剣装飾の職人が廃刀令で職を失ったことから、その優れた技術を工芸品に活用して、外国に販売していたともいわれています。

用途はさまざまなボンボニエール

外国の方には、カフスやイヤリング・ピアスなどのアクセサリー入れにしたり、香台として使ったりすることをご提案してはいかがでしょうか。
お菓子に捉われず、さまざまな使い方をしてもよいと伝えれば、日本らしい絵柄のボンボニエールは素敵な入れ物としてきっと喜ばれることでしょう。

用途はさまざまなボンボニエール

ボンボニエールは皇室の慶事に欠かせない引き出物としてとして知られています。
基本的には砂糖菓子入れで、その中でも金平糖を入れて贈ることが多いです。
しかし、砂糖菓子だけではなく、チョコレートやキャンディなどのお菓子入れとしても使うことができますし、アクセサリーや葉巻入れ、そのほかの用途に使うこともできます。

本体の装飾が素晴らしく、ボンボニエールは日本の工芸意匠の巧みさを一目で伝えることができる一品です。
皇室の引き出物に選ばれるという付加価値もあり、外国の方への手土産として、また贈り物としてご検討されてはいかがでしょうか。


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